車をこすってしまった!自分でも直せる?修理代はいくら?そのお悩みを解決!

大切に乗っている車に傷を付けてしまった場合、どう対処すればいいのでしょうか。

車を運転しているとき、ちょっとした不注意で何かに接触し傷を付けてしまった。

駐車場に停めて戻ってきたら、車に傷が付いていた、なんて経験はありませんか?

そんな時、自分で直せるのか?それとも業者に修理してもらわないといけないのか?費用はどれくらいかかるのか?などと悩むと思います。

その他、そもそも修理する必要があるのかどうかを迷う方もいることでしょう。

結論を言うとすぐに修理することをオススメします。

まだまだ愛車に乗るつもりであれば、綺麗な車に乗っておきたい心境は皆さん同じで、傷のある車は「かっこ悪い」「恥ずかしい」「目立つ」等の見栄えの問題、傷の程度によっては塗装がはがれ、錆びの原因にもつながります。

今回はちょっとした不注意で車をこすってしまった時の修理方法を説明していきます。

こすった車を放置しておくとどうなる?

傷の程度によっては放置すると傷口がさらに広がり、大気中の酸素・水分・塩分等の汚れに触れることで錆びが発生しまうことがあります。

また、車ボディの塗装の厚さは100μm(マイクロメートル)です。

100μmの厚さはコピー用紙1枚分程度しかありません。

こすってしまった傷口から塗装がはがれると、その部分から錆びの範囲が広がっていく恐れがあります。

そのため車の表面には塗装がされて、鉄が酸素と触れ酸化して錆びないようになっているのです。

車の塗装がはがれるということは、見た目だけの問題ではなく、ボディの劣化にもつながるため早めに修理しましょう。

傷の種類は大きく3つに分類することができます。

  • ひっかき傷・・・石や鉄製のもので表面を線状にひっかかれたような傷。
  • 擦り傷・・・ガードレールや壁等に擦った時に出来る広範囲の傷。
  • 凹み傷・・・柱やポール等にぶつかって出来た凹凸の傷。

このように、傷は原因によって種類や程度が異なります。

しゅりくん
傷によって修理方法・費用が違うため修理するかどうか迷っている方は、板金屋さんに依頼する前に見積もりを出してもらいましょう。

車のこすり傷は自分でも直せる?

修理費用を抑えるには自分での修理がオススメです。

ひっかき傷や擦り傷、1cm以内の凹みまでであれば、カーショップの補修用品でも直せます。

また、傷の程度によって修理方法や使用工具、補修用品が異なってくるため事前によく確認しておきましょう。

1.コンパウンド(研磨材)修理

表面を擦った程度で傷口が小さければ、研磨材のコンパウンドで修理します。

  1. STEP1:傷口を水洗いする。
  2. STEP2:濡れた布で汚れを綺麗に拭き取る。
  3. STEP3:コンパウンド(研磨材)で磨く。

コンパウンド研磨方法は比較的簡単です。

2.パテで凹み部分を補修する。

傷口の凹みが1cm以内であれば、凹み部分を補うパテ補修を行います。

  1. STEP1:水洗い後、油分を除去する。
    パテの接着を良くするため、洗剤やシリコンオフ等を利用して油分を除去します。
    また、パテを塗る箇所に塗装が残っていれば、下地の処理としてサンドペーパーで磨いておきましょう。
  2. STEP2:パテを塗りつける
    凹みの一番深い箇所にパテを押し付けるように、塗り付けます。
    次に凹み部分全面にパテの塗り忘れが無いかを確認して、硬化するまで20分ほど待ちましょう。
  3. STEP3:表面をフラットに磨く
    パテ硬化後、段差を無くすため粗い目の耐水ペーパーで中央部分の膨らみから磨きます。
    その後パテ塗りした外側から中央部へ向かって、凹凸部が無くなるまで行いましょう。
    凸凹が無くなれば細かい耐水ペーパーで、表面がツルツルになるまで磨き、綺麗な布で研磨した粉を拭き取ります。
  4. STEP4:カラー番号を確認する
    塗装するカラーNoを、コーションプレートで調べます。
    車種により設置個所は違いますが、通常エンジンルーム内や運転席のドア部分に取り付けられています。
    「COLOR」や「COLOR CODE」と書かれた箇所がその車のカラー番号です。
  5. STEP5:カラースプレー、カラーペンで塗装する
    塗装手順は、まずマスキングをして錆止めや保護のために下塗りを行います。
    数回に分けて重ね塗りを行い乾燥させ、段差があればパテ同様に耐水ペーパーで磨きましょう。
    ここで一度、マスキングテープを張り替え、カラースプレーとクリアー塗料を使いながら上塗りを行い、色を合わせて行きます。
  6. STE6:コンパウンドで仕上げ磨きする。
    マスキングを外し、細か目のコンパウンドを使用して、塗装のざらつきを磨きパテ作業同様に、表面がツルツルになるまで磨きましょう。
    粗目のコンパウンドから粒子の細かいコンパウンドへと段階的に研磨していくことで、よりきれいに仕上げることができます。
しゅりくん
カラー塗装を行う場合は、塗装したい箇所より大きめにマスキングを行いましょう。傷口だけ集中して塗ってしまうと、その部分だけ違和感が強くなってしまいます。ボディの切れ目などを全体的に塗装することで、違和感を抑える効果も期待できます。

車をこすってしまった時の修理代・修理費用はいくら?

車 こする 修理代

車の傷の程度によっては、自分で修理することもできますが、大きな傷であれば業者へ出さなければなりません。

そこで、修理にかかる費用比較の一例を紹介します。

自分で直すとき

自分で直す場合の費用は材料代だけとなります。

【必要な材料費】

  • 耐水ペーパー(1パック5枚)・・・150円
  • コンパウンドセット・・・1,200円
  • コンパウンド用スポンジ・・・400円
  • マスキングテープ・・・300円
  • 下塗り塗料・・・800円
  • カラースプレー・・・1,100円
  • クリアスプレー・・・1,100円

合計約5,000円程度で修理することができます。

ここで紹介する値段はあくまで相場となります。メーカーや種類により、値段も変わってくるので注意しましょう。

業者に依頼するとき

業者に依頼する場合の費用相場は以下の通りです。

【カーショップ修理代目安額】

  • バンパーの擦り傷:10cm×10cmサイズ・・・10,000円程~
  • パネルの擦り傷:10cm×20cmサイズ・・・20,000円程~
  • パネルの凹み:10cm×20cmサイズ・・・30,000円程~
  • ドアミラーの擦り傷(片方)・・・15,000円程~

ディーラーに依頼した場合、高額になりますし、業者によって修理費用は異なります。

また、損傷具合や大きさによって値段は大きく変わります。

まいちゃん
自分で塗装したほうがかなり安くできるのね。
しゅりくん
自分で行う場合は安く済みますが、クオリティはかなり落ちます。業者に頼めばクオリティは保証してくれますが、その分値段が跳ね上がります。どちらがいいかは人それぞれですが、自分でやってみて失敗したら業者に頼むという方法もいいかもしれませんね。

車をこすった時に使える保険は?

愛車の傷を保険料で賄う場合、「車両保険」に入っておく必要があります。

車の保険は大きく2種類に分かれます。

  • 自賠責保険
  • 任意保険

自賠責保険は強制保険とも呼ばれ、法律で決められているので必ず加入しなければなりません。

それに対し任意保険は入るか入らないかは、自分で決めることができます。

車両保険は任意保険の一部であり、これもまた加入するかどうかはユーザー次第です。

車をこすってしまった場合、車両保険は使えますが、使用することで来年の等級が下がり保険料が高くなってしまいます。

等級の下がり幅は事故の種類や、程度によって異なるので詳しく知りたい場合、保険会社に問い合わせてみましょう。

公共のものとこすってしまったら警察に報告すべき?

道路交通法第72条1項では「交通事故を起こした場合、必要な措置を講じなければならない」と定められています。

損傷が軽微であっても、電柱や壁など国が所有する公共物に接触する自損事故を起してしまえば、警察へ報告の義務が発生します。

もし、報告せず立ち去った場合、道路交通法第117条の5が適用され、「1年以下の懲役または10万円以下の罰金」が課せられてしまうのです。

まとめ

車を擦ってしまった場合に費用を抑えたいのであれば、自分でも直すことが出来ます。

しかし、傷口の程度によっては業者へ出さなければならない場合もあります。

費用の目安は自分で直す場合、5,000円~1万円程度、業者に頼む場合1万円~3万円ほどだと考えておきましょう。

もし自分自身での見極めが難しい時は一度、カーショップで修理費用を確認してみるという方法もオススメです。